この度、茨城大学水戸キャンパスの図書館1階にある展示室にて、「川の記憶とまちづくりのナラティブ」という企画展示を行うことになりました。2019年（令和元年）10月の台風19号の水害をきっかけとし、水戸市飯富地区に学生たちとともに関わらせていただいてきました。それから4年以上かけて培ってきた成果の一部をご紹介し、今後のさらなる連携につなげていくための企画です。
　「川の記憶」「まちづくり」は理解しやすくても、「ナラティブ」は馴染みが薄い言葉かもしれません。「ナラティブ（narrative）」とは、「語り」であり、「語り方」「語る行為」を指す言葉です。これまでの飯富地区との関わりで、住民の皆様のさまざまな「ナラティブ」に私たちは接してきました。そのなかで印象的なものを展示のなかで取りあげ、よりいっそう豊かな「ナラティブ」が地域のなかで生まれてくるような仕掛けを考えていければと思います。それが地域再生の鍵だと考えています。

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