2023年9月8日台風13号による豪雨災害研究中間報告会
昨年9月に発生した台風13号による豪雨災害に関する調査チームの中間報告会を、茨城大学日立キャンパスの小平記念ホールで実施します。
この台風13号は、9月8日に茨城県など広範な地域に豪雨をもたらし、工学部がある日立キャンパスの周辺でも家屋や日立市役所庁舎の浸水などの大きな被害が見られました。これらの状況に対し、土木や防災に関わる研究・教育を行っている工学部の都市システム工学科などの教員らが、それぞれの専門性を活かしながら周辺地域の調査を進めてきました。さらに10月には教員間の情報共有や研究協力を推進するため、調査チームを発足しました。今回の報告会は、それらの調査・研究の状況を調査に協力いただいている方や地域住民の方などへ向けて報告するものです。
報告会では、日立市内の河川の水位や地形の変化の調査を踏まえた災害発生のメカニズムの分析に留まらず、新たな技術を活用した堤防の構築や、河川のモニタリング、避難訓練の方法などの防災・減災に直接関わる研究内容も紹介します。
日時 |
2024年3月15日(金)
15:00 ~ 16:30 |
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会場 | 茨城大学日立キャンパス 小平記念ホール(N4棟) 日立市中成沢町4-12-1 |
参加料 | 無料 |
主催 | 茨城大学工学部(都市・地域デザイン教育研究センター、都市システム工学科) |
対象 | どなたでも |
◆プログラム◆
- 線状降水帯豪雨への対応方法
信岡 尚道(茨城大学大学院理工学研究科教授) - 台風13号における茨城県内中小河川の水位上昇の特徴と貝殻を用いた粘り強い堤防構築について
小林 薫(茨城大学大学院理工学研究科教授) - 実寸大模擬堤防を用いた越流実験におけるミリ波レーダによる流速測定
武田 茂樹(茨城大学大学院理工学研究科教授) - 持続可能な上下水道に向けて
藤田 昌史(茨城大学大学院理工学研究科教授) - VRを用いた水害避難訓練
肥田 剛典(茨城大学大学院理工学研究科准教授) - 高度成長期から現在までの地形変化に着目した水系の変化分析
桑原 祐史(茨城大学大学院理工学研究科教授)